国 語 模擬試験 第一回

文化祭・伊豆の踊子・徒然草・論語・漢字

問題文の量は過去問の約2分の1、解答時間の目安は20〜30分、難易度はやや易しめです。全問解き終えたら最後の「採点する」ボタンを押してください。

第一問 対話文(会議・実用文)

第一問 第一回 次の対話文と資料を読んで、問一〜問六に答えよ。
〔高校二年A組・文化祭企画会議〕
司会(田中) では、文化祭の出し物について話し合いを始めます。前回までに「お化け屋敷」「カフェ」「演劇」の三案が出ています。今日は絞り込みたいと思います。
山田 お化け屋敷は毎年人気ですよね。準備も比較的わかりやすいと思います。
佐藤 でも去年の三年生もお化け屋敷でした。かぶってしまうのは避けたほうがいいと思います。
田中 なるほど。カフェはどうでしょう。
鈴木 カフェは売上が出れば次の活動費にもなります。ただ食品を扱うので衛生管理が大変です。
山田 演劇は練習時間がかなり必要ですよね。文化祭まで六週間しかないのが心配です。
佐藤 資料を見ると、昨年のアンケートでは来場者の満足度が高かったのは演劇でした。
田中 みなさんの意見をまとめると、演劇は満足度は高いが時間が課題、カフェは収益になるが管理が大変、お化け屋敷は準備しやすいが他クラスとかぶる可能性がある、ということですね。もう一度それぞれのメリットとデメリットを整理してから決めましょう。
【昨年度来場者アンケート(抜粋)】 満足度(五段階)平均
・演 劇 … 四・三
・カフェ … 三・九
・お化け屋敷 … 三・六

準備にかかった時間
・演 劇 … 約五〇時間
・カフェ … 約二〇時間
・お化け屋敷 … 約一五時間
問一 司会の田中さんが会議の冒頭で述べた目的として最も適当なものを①〜⑤から選べ。解答番号は1。
三つの案から出し物を一つに絞り込むこと
新しいアイデアをさらに募ること
昨年の文化祭の反省を共有すること
準備の担当者を決めること
文化祭の日程を確認すること
問二 傍線部「かぶってしまうのは避けたほうがいい」という佐藤さんの発言の意図として最も適当なものを①〜⑤から選べ。解答番号は2。
他クラスと同じ出し物になると独自性が失われるという懸念
お化け屋敷の準備が難しいということ
昨年の三年生の出来が悪かったということ
お化け屋敷は来場者に不評だということ
準備期間が短いということ
問三 鈴木さんがカフェについて挙げたメリットとデメリットの組み合わせとして最も適当なものを①〜⑤から選べ。解答番号は3。
収益になる/衛生管理が大変
満足度が高い/準備時間が長い
準備が簡単/他クラスとかぶる
収益になる/練習時間が必要
人気がある/費用がかかる
問四 アンケート資料によると、準備時間が最も短い出し物はどれか。最も適当なものを①〜⑤から選べ。解答番号は4。
お化け屋敷
カフェ
演劇
三つとも同じ
資料からはわからない
問五 傍線部「もう一度それぞれのメリットとデメリットを整理してから決めましょう」という田中さんの発言の役割として最も適当なものを①〜⑤から選べ。解答番号は5。
議論を整理して次の手順を示している
演劇を選ぶよう誘導している
会議を終了させようとしている
全員の意見を否定している
新たな案を提案している
問六 この会議での話し合いの進め方の特徴として最も適当なものを①〜⑤から選べ。解答番号は6。
各案の長所と短所を出し合いながら比較検討している
司会者が最初から結論を決めて誘導している
多数決で素早く決定しようとしている
一人の意見だけを採用している
資料を全く参考にせずに話し合っている

第二問 現代文(小説・随筆)

第二問 第一回 次の文章を読んで、問一〜問四に答えよ。
〔小説〕
道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に近づいたと思う頃、雨脚が杉の密林を白く染めながら、物凄い早さで麓から私を追って来た。私は二十歳で、高等学校の制帽をかぶり、紺飛白の着物に袴をはき、学生カバンを背負っていた。一人で伊豆の旅を続けて来たのだが、修善寺温泉で一泊し、湯ヶ島温泉に二泊して、そこから天城を越えようとしていた。重なり合った山々や原生林や深い渓谷の秋が、私の心を柔らかく酔わせていた。
問一 「雨脚が杉の密林を白く染めながら」という表現の効果として最も適当なものを①〜⑤から選べ。解答番号は1。
激しい雨が迫り来る緊迫感を視覚的に表している
雨が静かに降り始めた穏やかさを表している
雨の音の美しさを聴覚的に表している
主人公が雨を喜んでいることを示している
杉林の暗さと寒さを強調している
問二 「一人で伊豆の旅を続けて来た」という記述から読み取れる主人公の状況として最も適当なものを①〜⑤から選べ。解答番号は2。
孤独な旅をしている若い学生
家族と離れて暮らしている社会人
友人たちと旅をしている学生
仕事で伊豆を訪れた大人
故郷に帰る途中の旅人
問三 傍線部「重なり合った山々や原生林や深い渓谷の秋」が主人公の心を「柔らかく酔わせていた」とはどういう意味か。最も適当なものを①〜⑤から選べ。解答番号は3。
自然の美しさに心が穏やかに満たされていた
山道の険しさに気を失いそうになっていた
酒を飲んで気分が高揚していた
疲れで判断力が鈍っていた
寒さで感覚が麻痺していた
問四 この文章の語り手(「私」)についての説明として最も適当なものを①〜⑤から選べ。解答番号は4。
二十歳の高等学校の学生で一人旅をしている
中年の会社員で出張で伊豆を訪れた
地元の案内人として旅人を案内している
修学旅行で伊豆を訪れた中学生
定年退職後に旅をしている老人

第三問 古 文

第三問 第一回 次の文章を読んで、問一〜問四に答えよ。
〔出典:『徒然草』第百三十七段〕
花は盛りに、月は隈なきをのみ、見るものかは。雨に向かひて月を恋ひ、垂れこめて春の行方知らぬも、なほあはれに情け深し。咲きぬべきほどの梢、散りしをれたる庭などこそ、見どころ多けれ。歌の詞書にも、「花見にまかれりけるに、早く散り過ぎにければ」とも、「障ることありてまからで」なども書けるは、「花を見て」と書けるにおとれることかは。
(注)
隈なき=曇りのない
垂れこめて=部屋に引きこもって
をれたる=しおれている
詞書=和歌の前書き
おとれる=劣っている
問一 「花は盛りに、月は隈なきをのみ」とはどのような態度を指すか。最も適当なものを①〜⑤から選べ。解答番号は1。
満開の花と満月だけを鑑賞しようとする態度
花や月を一切見ない態度
花より月を好む態度
雨の日に月を眺める態度
散った花を惜しむ態度
問二 傍線部「なほあはれに情け深し」の意味として最も適当なものを①〜⑤から選べ。解答番号は2。
やはりしみじみとした趣が深い
まだ情けが残っている
特に悲しみが深い
なんとも情けない
一層美しさが増す
問三 「咲きぬべきほどの梢」とはどのような状態か。最も適当なものを①〜⑤から選べ。解答番号は3。
今にも咲きそうなつぼみの枝
満開になった枝
すでに散り終えた枝
葉だけが茂った枝
折れて地に落ちた枝
問四 この文章で筆者が最も伝えたいこととして最も適当なものを①〜⑤から選べ。解答番号は4。
盛りだけでなく前後の姿にも趣がある
花見には必ず出かけるべきだ
雨の日は外出を控えるべきだ
和歌を詠むには満開の花が必要だ
月より花のほうが趣深い

第四問 漢 文

第四問 第一回 次の文章を読んで、問一〜問三に答えよ。
〔出典:『論語』学而篇〕
ハク、「、不一レ。有遠方タル、不一レ。人リテラス、不君子。」
(注)
説=よろこぶ
朋=友人
慍=腹を立てる
君子=徳のある人
問一 傍線部A「学ビ」の読み方として最も適当なものを、次の①〜⑤のうちから一つ選べ。解答番号は1。
まなんで
まなびて
まなびたれば
まなぶに
まなばずして
問二 傍線部B「慍らず」の意味として最も適当なものを、次の①〜⑤のうちから一つ選べ。解答番号は2。
腹を立てない
悲しまない
驚かない
恥じない
動じない
問三 傍線部C「君子」とはここではどのような人物か。最も適当なものを、次の①〜⑤のうちから一つ選べ。解答番号は3。
学問を積んだ学者
地位の高い貴族
他者に怒りをぶつけない徳のある人
友人の多い社交的な人
富と権力を兼ね備えた人

漢字問題 漢字の読み・書き

漢字の読み 問一〜問五 傍線部の読み方を選べ。
問一 彼は長年の努力が結実した瞬間に涙を流した。
けつじつ
けつみ
むすみ
けつじん
けっか
問二 この建物の外観はとても印象的だ。
そとみ
がいかん
そとがわ
がいけん
げかん
問三 先生の言葉が心にいた。
とどろ
うご
ひびき
ひびい
なり
問四 彼女は謙虚な姿勢で学び続けている。
けんきょ
けんこ
けんじょ
けんきゅ
けんそん
問五 自然の恩恵に感謝する。
おんけい
めぐみ
おんへい
えんけい
おんぎ
漢字の書き 問六〜問十 傍線部のカタカナを漢字に直したとき、正しいものを選べ。
問六 友人の成功をコころよくおもった。(「コ」の漢字)
問七 この問題はフクザツな事情がある。(「フクザツ」の漢字)
複雑
副雑
複作
腹雑
複索
問八 計画をスムーズにスイコウする。(「スイコウ」の漢字)
遂行
推行
推考
随行
遂考
問九 彼はいつもシンチョウに行動する。(「シンチョウ」の漢字)
慎重
信重
慎長
審重
真重
問十 その発言はジョウシキに欠けていた。(「ジョウシキ」の漢字)
常識
情識
上識
常式
城識

採 点

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